読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

美しく・元気で・長生き・健康ライフ

美しく・元気で・長生きする為のニュースや話題などをお知らせしています。


スポンサーリンク

県立静岡がんセンターでインスリンを過剰投与 患者死亡も「関係不明」

健康・疾病 医学 社会・生活 話題・ニュース 事件・事故

インスリンを過剰投与 患者死亡も「関係不明」 

 県立静岡がんセンター(長泉町)は29日、県東部の60代の男性患者に短時間に必要量以上のインスリンを投与したため、低血糖状態になって意識障害に陥る医療事故があったと発表した。男性は8日後に死亡した。同センターは事故原因に関して「医師からの指示が正確に看護師に伝わらなかった」と説明している。


 同センターによると、男性は糖尿病の既往歴があり、2月から上顎(じょうがく)がんの再発のため入院していた。4月2日、高血糖状態を改善するため、医師が看護師2人に電子カルテを通して、血糖値を1日3回測定してインスリンを投与し、その30分後にも値を測定するよう指示した。看護師は測定のたびに投与すると受け取り、午前10時ごろから午後1時半ごろにかけて、計6回、インスリンを男性に投与した。その結果、必要量以上のインスリンが投与されることになった。


 男性は同日午後10時ごろ、低血糖状態になるなどして意識がなくなり、その後に肺炎を併発するなどして10日に死亡した。死因は上顎がんという。同センターは必要量以上のインスリン投与に関しては組織としての過失を認めた一方、死亡との因果関係は「明らかではない」とした。


 同センターは、インスリン投与の指示に関して、カルテに新たなひな型を作るなどの対策を取ったという。同センターは「二度と同様の事故が起こらないよう再発防止に努めていく」とコメントした。

 

★インスリン

インスリン(insulin)

《インシュリンとも》膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島にあるβ(ベータ)細胞から分泌されるホルモン。体内組織における糖質・脂肪・たんぱく質・核酸の合成・貯蔵を促す作用があり、特にぶどう糖の筋肉内への取り込みを促進させ、血糖を減少させる。不足すると糖尿病になる。

 血液中に含まれる糖を体の細胞に取り込む働きをするホルモン。食事で血糖値が上がると大量に分泌される。治療で使うインスリン製剤は、遺伝子組み換え技術を使って人工的につくる。国内でインスリン治療をしている患者は80万~100万人といわれる。

 

※インスリン療法

健康な人は、血液中に少量のインスリンが常に分泌(基礎分泌)され、さらに食後に血糖値が上昇すると大量のインスリンを分泌(追加分泌)することで血液中のブドウ糖の量が一定に保たれるよう、血糖値の調整が行われています。

 

1型糖尿病は、このインスリンが非常に不足しているかまたは全くないため、この調整を自然に行うことができません。そこで、1型糖尿病ではインスリン製剤を自己注射することで体の外から補って、健康な人と同じ血糖値の変動パターンに近づけて血糖コントロールを図ります。これがインスリン療法です。


 2型糖尿病でも、1型糖尿病が疑われたり血糖コントロールが経口薬だけでは上手くいかない場合や妊婦などに用いられます。


 従来、インスリン療法というと血糖コントロールが上手くいかない場合の最後の手段とされていましたが、インスリン製剤やその治療方法が飛躍的な進歩を遂げ、インスリン療法を取り巻く環境は今なお進化し続けています。

 

さらに近年、合併症の予防を目的に「早期から良好な血糖コントロールを実現する」という治療の概念に基づいて積極的なインスリン導入が推奨されるようになり、1型糖尿病のみならず2型糖尿病にも広く受け入れられ活用されています。


 現在では、様々な製剤の種類や方法がありますので、自分の状態やライフスタイルにあった方法がきっとみつけられます。