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アルツハイマー病の女性は、同じ病の男性よりも精神的機能の低下の進行が速い&アルツハイマー病について新たな発見

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アルツハイマー病の女性は、同じ病の男性よりも精神的機能の低下の進行が速いとの研究結果を、米デューク大学(Duke University)の研究チームが21日、発表した。ただ、原因は不明という。

 研究チームは、アルツハイマー病を患う70代半ばの女性141人、男性257人を、8年間にわたって調査した。記憶力などを調べるテストを毎年行ったところ、女性の認知能力は男性に比べて倍の速さで、衰えていくことが分かった。

 アルツハイマー病協会(Alzheimer's Association)によると、米国ではアルツハイマー病を患う高齢者のうち、およそ3分の2が女性で、女性の発病率は、男性の約2倍に上るという。

 女性と男性で違いが出る理由は明らかになっておらず、性差に特化した遺伝的または、環境的なリスク要因が作用しているのかなどを特定するには、さらなる研究が必要だ。

 アルツハイマー病患者は、全世界で約4400万人。世界的に高齢化が進むことに伴い、今後は爆発的に増加するとみられている。

アルツハイマー病

 

■アルツハイマー病について新たな発見
先端医療振興財団客員上席研究員の星美奈子氏らの研究グループが、新潟大学や京都大学などとの共同によりアルツハイマー病で起こる神経細胞死についての研究を行い、そのメカニズムとそれを抑える方法を発見した。 
 
脳は神経細胞がシナプスを使ってネットワークを作ることで機能しているが、アルツハイマー病になると、シナプスに異常が起き、最終的に神経細胞自体が死に脳の機能が低下していく。しかし、その神経細胞死についての詳しいメカニズムは今まで解明されていなかった。

神経細胞死のメカニズム
神経細胞死のこれまでの仮説では、アミロイドβ(Aβ)の集合体である「Aβオリゴマー」が神経細胞に対する毒性を持っているためと考えられてきたが、その詳細は不明だった。 
 
今回の研究でわかったことは、Aβが約30個集まり球状構造「アミロスフェロイド(ASPD)」を作ると、神経の生存などに必要不可欠なシナプスタンパク質(NAKα3)と結合しNAKα3の機能を阻害するため、神経細胞は死に至るのである。 
 

もう一つの大きな発見
この研究で、もう一つ大きな発見があった。それは、ASPDと結合するペプチド(ASPD結合ペプチド)の発見である。実験の結果、ASPDの表面をASPD結合ペプチドが覆うことで、NAKα3への結合を抑制することがわかった。

このことより、ASPDをワクチンとして使用する免疫療法の開発やASPD結合ペプチドからアルツハイマー病の新しい治療薬を開発する道が開かれたのである。 

 


★アルツハイマー病

アルツハイマー病は、不可逆的な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気です。ほとんどのアルツハイマー病の患者では、60歳以降に初めて症状が現れます。アルツハイマー病は、高齢者における認知症の最も一般的な原因です。

この疾患は、アロイス・アルツハイマー博士の名前にちなんで命名されています。1906年、アルツハイマー博士は、よく見られるものとは異なる精神疾患が原因で死亡した女性の脳組織の変化に気づきました。この患者の症状には、記憶障害、言語障害、予測不可能な行動がありました。

患者の死後、博士は患者の脳を調べ、多数の異常な凝集体(現在では、アミロイド斑あるいは老人斑と呼ばれています)と、線維のもつれ(現在では、神経原線維変化と呼ばれています)を発見しました。

脳内のアミロイド斑と神経原線維変化の2つは、アルツハイマー病の主な特徴です。3つめの特徴は、脳内の神経細胞(ニューロン)間の連結の消失です。

人によっては、治療によりアルツハイマー病の症状の悪化を抑えることができる場合もありますが、現在のところ、この深刻な疾患に対する治療法はありません。

アルツハイマー病の人の脳にはどんなことが起こっていますか?

アルツハイマー病がどのように始まるのかは、まだわかっていませんが、脳の障害は、症状が出現する10年以上も前に始まっているとみられます。症状のない、発症前の段階においても、脳の中では害のある変化が起こっています。

蛋白の異常な沈着により、脳のいたるところにアミロイド斑とタウ蛋白からなる神経原線維変化が生じ、もともとは健康であったニューロンが、効率よく機能しなくなってきます。時間の経過とともに、ニューロンは、相互に機能して連絡し合う能力を失い、最終的には死滅します。

やがて病変は、脳内で記憶を形成するのに必要不可欠な、海馬と呼ばれる構造体に広がります。ニューロンがさらに死滅するにつれて、影響を受けた脳領域は萎縮し始めます。アルツハイマー病の後期までに障害は広範囲に及び、脳組織は著しく萎縮します。


アルツハイマー病患者の数は、65歳を超えると5歳ごとに倍増します。

アルツハイマー病になってからどの位生きることができますか?

アルツハイマー病はゆっくりと進行する病気です。症状が認められない早期あるいは発症前の段階、軽度認知障害(MCI)という中期の段階、そしてアルツハイマー病による認知症という3つの病期で進行します。アルツハイマー病と診断されてから死亡するまでの期間は様々です。診断時に患者が80歳を超えている場合、その期間はわずか3、4年であり、80歳以下の場合は10年以上にもなります。

認知症とは?

認知症とは、認知機能(思考力、記憶力、論理的推理力)や行動能力が、日常の生活や活動を妨げる程度にまで失われる状態を指します。認知症の重症度は、その人の機能に影響が及びはじめる最も軽度の段階から、日常生活の基本的な活動について完全に他人に依存しなければならない最も重度の段階まで様々です。

認知症は、様々な病態や疾患が原因で生じます。高齢者における認知症の原因の上位2つは、アルツハイマー病と、数回にわたる脳卒中または脳への血液供給の変化によって生じる、血管性認知症です。

その他、記憶障害や認知症を引き起こす可能性のある病態には、以下のものが挙げられます。
◦薬剤の副作用
◦慢性アルコール依存症
◦脳腫瘍または脳の感染症
◦脳内の血栓
◦ビタミンB12欠乏症
◦甲状腺、腎臓または肝臓の疾患の一部

これらの病態の多くは一時的で可逆的ですが、重篤となる可能性もあり、できるだけ早く医師の治療を受けるべきです。

ストレス、不安またはうつ病などの感情面の問題によって、もの忘れがひどくなり、認知症に間違えられることがあります。たとえば、最近定年退職したばかりの人、あるいは配偶者の死に直面している人は、悲しい、孤独だ、心配だ、うんざりだと感じるかもしれません。そして、このような生活の変化に対処しようとして、混乱したり忘れっぽくなったりする人がいます。感情面の問題は、友人や家族の支援によって緩和される可能性がありますが、このような感情が長期間続く場合、医師またはカウンセラーの助けを得ることが重要です。